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おやじの部屋 -Vo.12-
  趣味の音楽と本の紹介


<2007年7月21日>
暑くなりました。一年の中で一番陽の長いこの時期、早めにひとっ風呂浴びて冷たいビールをグビグビ。ゆっくりと日暮れを楽しむのもオツなものです。今回はオヤジらしい骨太な本と音楽を用意しました。ビールの後はテキーラかなジンかな…



Music
The Allman Brothers Band
ONE WAY OUT - Live At The Beacon Theatre
TheAllmanBrothersBand

<Disc 1>
Statesboro Blues
Don't Keep Me Wonderin'
Midnight Rider
Rockin' Horse
Desdemona
Trouble No More
Wasted Words
Good Morning Little Schoolgirl
Instrumental Illness


<Disc 2>
Ain't Wastin' Time No More
Come and Go Blues
Woman Across the River
Old Before My Time
Every Hungry Woman
High Cost of Low Living
Worried Down With the Blues
Dreams
Whipping Post
≪おやじのたわごと≫
オールマンの2003年のライブです。かなりのベテラン・ロック愛好家の方々は「デュアン亡き後、しかもディッキー・ベッツも居ないオールマンなんて聴く気が起きるかよ。田口もヤキがまわったな」とお思いでしょう。そんな筋金入りのロック好きにこそ聴いてもらいたい。田口運送の太鼓判です。デュアン&ディッキーは、それはそれは素晴らしかった。「LIVE AT FIRORE EAST」完璧にサイコーです。あれほどタイトかつ重厚にしてグルーヴィなバンドは有り得ません。バッケンレコード的作品である事は間違いありません。その上で、この2003年のオールマンを聴いてもらいたい。オリジナルメンバーはグレッグ・オールマンとドラムの二人しかいません。しかし紛れもなくオールマンの素晴らしい演奏が味わえます。ウォーレン・ヘインズとデレク・トラックスの二人のギタリストは現在のロック界における最強のユニットで、ワイルドとエレガントが絶妙にブレンドされたスライドは絶品です。グレッグ・オールマンはやや後ろに下がってサッカーでのセンターハーフのポジションでバンドのバランスをとり、余裕を感じさせる演奏でフロントの二人のギタリストを支えています。円熟って事ですか。あのグレッグが…ドラムの二人も老け込む事無くパーカッションを更に増員して豪快に叩きに叩きまくってくれます。通販されている「インスタント・ライブ」は更に必殺ですから要チェック。バーボンでどうぞ。


Book
ジェイムズ・カルロス・ブレイク
荒ぶる血

文藝春秋出版
ジェイムズ・カルロス・ブレイク(著) 加賀山卓朗(翻訳)
メキシコ生まれ、テキサス育ち。現在アリゾナ州に住む。1995年、長篇小説『The Pistoleer』でデビュー、以降、アメリカ=メキシコ国境地帯を舞台とした作品を発表。日本デビュー作となった第6長篇「無頼の掟」は2005年、「このミステリーがすごい!」で第3位となるなど、高い評価を得る。

暗黒街の殺し屋、ジミー。暴力で生きることしかできなかった男。その身にはメキシコ革命で恐れられた非情な闘士の血が流れる。彼が国境の南から逃げてきた女と出会ったとき、宿命の歯車が血と硝煙の匂いを発して回り出す。スタイリッシュなノワールと荒々しい活劇小説を融合させた掛け値なしの傑作。激情と慟哭が荒野を裂く。

JamesCarlosBlake
≪おやじのたわごと≫
前回「風の影」の選考時に対抗として挙げた本作ですが、再読したら「やっぱりサイコー」という事で登場です。去年「無頼の掟」に惚れ込み(オヤジ大賞)に選定したオイラは、この本が出版されると速攻で一気読みしました。テンポの良い事この上なくワクワクしながらページを繰り朝を心地よい酔いで迎えさせていただきました。男だったらオヤジだったら誰しもがワクワクするノワールな世界がウイスキーをはかどらせてくれますよ。またも一人称と三人称を絶妙に使い分け(ワイルバンチ)の姿をアメリカの暴力立国の姿とダブらせて描いています。いや〜お見事。「無頼の掟」の時メチャクチャ文句を言った文春の邦題や装丁も今回は素晴らしく、強いて言わせてもらえば本作で7作ある著者の作品が2作しか翻訳されていないというのは「なんでやねん」という事だけです。大満足に気がつけば酒量が過ぎていたのは言うまでもありません。猛省しつつもう一杯。

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